//「不動産リスティング広告」を活用した外国人投資家の獲得

「不動産リスティング広告」を活用した外国人投資家の獲得

今回は、不動産物件情報をオンライン上で配信して外国人投資家を集客する方法にどんなものがあるのか。

株式会社リアルエステートジャパンのゼネラルマネージャー 北川泰浩に話を聞きました。

 

「多くの問い合わせを得るためにおさえる5つのポイント。」

ーーー「不動産リスティング広告」とは何なのですか?

不動産リスティング広告とは、不動産物件情報を主にオンライン上で配信し、それを見たユーザーからの問い合わせを成約につなげていく手法です。ターゲットを外国人にする場合は、英語や中国語など対象となるユーザーの言語で行う必要があります。

ーーー問い合わせをより多く得るために気をつけるポイントはありますか?

5つあります。1つ目は高画質で充実した不動産物件の画像。最低でも10枚は掲載して欲しいですね。2つ目は詳細な不動産物件情報。専有部や共有部はもちろんのこと、周辺の住環境の説明があると良いです。例えばコンビニや病院などの距離など。英語層外国人をターゲットとする場合は、英語ネイティブの方が書くのが好ましいです。3つ目は物件のロケーション。外国人は日本人ほど日本の住環境などを知るための情報源がありません。ですが、限られた情報の中でも「このエリアに不動産を購入したい」と考えています。リアルエステートジャパンがではユーザーデータを分析し「外国人が不動産を購入したい街」と「外国人が注目する最寄駅」を毎月配信しています。参考にしてみてください。4つ目は利回りです。5つ目は外国人向け不動産ローンに関する情報の有無です。

「想定される反響数。」

ーーー1番問い合わせが多く獲得しやすい価格帯はあるのですか?

当社調べでは、1番問い合わせを獲得しやすい価格帯は3,000万円以下の不動産物件です。下記の図は「外国人が売買不動産物件情報に問い合わせをした価格帯別の割合」となります。3,000万円以下の売買不動産物件に対しての問い合わせが、全体の63.9%を占めています。次に問い合わせを獲得しやすい価格帯は1億円以上となります。こちらは問い合わせ全体の11.6%を占めています。

「まずは短期間で実績を作りたい場合の手法。

ーーーまずは外国人との取引実績を作り上げたいです。短期間で。どの価格帯から始めるのが良いですか?

3ヶ月以内に成約した実績を作ることを目的としている場合は、配信する不動産物件情報の価格帯を「2,000万円以下」に絞ることおススメします。不動産ローンが利用できなくても現金で払える外国人は多く、心理的ハードルが下がるため決断するスピードも他の価格帯の不動産物件よりも早いです。また、この価格帯を「日本の不動産市場を勉強する価格帯」「日本で信頼できる不動産業者を見つけるための価格帯」と位置付けている外国人は少なくありません。外国語で得られる日本の不動産市場に関する情報は少ないし、その上どの不動産業者が信頼できるのかを外国人が判断するのは難しいからです。

ーーー高価格帯は不動産物件情報の配信だけで売るのは無理ということですか?

いいえ、無理ではありません。ただ、外国人取引を初めて行う若しくはまだ始ばかりでそんなに実績がないのに、様々な不安や疑問を持っている外国人にいきなり「この1億円の物件はおススメです。買ってください。」と話をしても、成約に至る確率はもの凄く低いということです。これは信用・信頼の問題である事が多いです。ですので、きちんと対応することにより「次もこの不動産業者にお願いして、今度はより高価格帯の不動産を日本で購入しよう」という所まで持っていく必要があります。外国人としてわざわざ他国の不動産を購入する手間を考慮した場合、2,000万円以下の物件では割に合いません。そのために外国人は常により高価格帯で魅力的な不動産物件情報を求めています。もちろん信頼・信用できる不動産業者の情報も。ただ、方法を変えるだけでより早い段階で信頼関係を築き高価格帯の物件を成約する方法はあります。こちらは「外国人投資家インバウンド集客:外国人向け不動産セミナーとは?」を参考にしてください。

 

関連記事:「外国人投資家インバウンド集客:外国人向け不動産セミナーの企画・運営方法とは?

プロフィール

北川 泰浩 (Yasuhiro Kitagawa)

株式会社リアルエステートジャパン
ゼネラルマネージャー

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)卒業。海外在住歴は10年を超える。現在は活動の中心を日本に移し、メディアコミュニケーションの面から外国人入居者・投資家の集客・対応ノウハウを国内不動産業者に提供している。また国内不動産市場の国際化を積極的に推進するため、様々な分野の企業・プロフェッショナル達と連携中。

2017-10-02T11:58:26+00:00 2017年9月3日|カテゴリ: 専門家コラム|タグ: , , , , , |