//2017年11月外国人賃貸市場「年末年始の家賃・公共料金の滞納は、事前に対策を打っておくことが大事です!」

2017年11月外国人賃貸市場「年末年始の家賃・公共料金の滞納は、事前に対策を打っておくことが大事です!」

外国人ハウジングサービス・マンスリーインタビュー(11月)

 

株式会社リアルエステートジャパンでは賃貸物件への入居を希望する外国人に代わり、弊社が貸主と賃貸借契約を行い、外国人に転貸するハウジングサービスを提供しています。

実際に、外国人の方のお部屋探しをお手伝いする中での生の声と統計データを合わせて事業部長 清水健が2017年11月の外国人賃貸市場を解説します。

 

「キャッシュバックキャンペーンの効果で、先月に比べるとお問い合わせが43%増でした。」

 

ーーー10月と比べて11月の問い合わせの数は増えましたか?また、顧客層のクオリティはどうでしたか?

169人の方からお問い合わせを頂きました。うち、95人の方は10月下旬に設置しましたハウジングサービスのランディングページからのお問い合わせです。10月に比べるとお問い合わせも43%増でしたが、やはり弊社で行なっているキャッシュバックのキャンペーンが、効果的だったと考えております。

 

ーーー海外申し込みと国内申し込みの割合はどれくらいでしたか?

海外30%・国内70%です。海外組の中では、希望される入居日が1月の方がいたのですが、気に入った物件と11月のキャッシュバックと重なり、入居日を前倒しにして契約をする方もいました。また、仲介業者からハウジングサービスのお申し込みもありました。日本語の不動産ポータルサイトを閲覧された海外ユーザーの方で、当サービスを利用された上で入居されました。

 

ーーー国籍はどこが多かったのですか?

珍しいことなんですが、全員、国籍が違いました。通常は英語圏の方が半数程度を占めるのですが、面白い結果になったと思います。ここ最近は、南米や南アフリカの入居者の方が増えています。これは、グローバル企業や大企業がアメリカ、イギリスだけでなく、南米南アフリカの方も採用し始めているからではないでしょうか。ちなみに、弊社は国籍によって審査基準を変えるなどはしてませんので、より世界中の方にご利用いただければと思います。


 

ーーービザの種類は?

「留学」が5割以上を占めていた先月、先々月に比べて、今月は「留学」は28%でした。今月は約6割が、「技術・人文知識・国際業務」でした。これはいわゆる社会人ビザでして、開発エンジニアなどの職種が該当します。

参考:外国人のお部屋探し対応で気をつけるポイント : 在留資格(ビザ)

ーーー成約が一番多かったエリアは?

約7割が23区でして、残りは三鷹市と川崎市で、全て東京近辺での成約でした。

年収1000万円以上の方の申し込みがありました

ーーー申込者(保証人)の平均年収は?
430万円程度でした。大手で働く方が数名おり、1000万円以上の方の成約がありました。

 

ーーー学生と社会人の割合は?

54%が学生、45%が社会人でした。9月に比べると、学生が10%程度下がっています。9月の学生の割合が多かった理由は、秋入学シーズンだった為だと推測しています。直近4ヶ月の学生の平均割合は49.7%です。

 

ーーー成約賃料帯の平均は?

11月は、102,071円でした。これは直近5ヶ月の中で最も高い賃料帯で、先月と比べると4万円高くなりました。

 

ーーー11月のエピソードを教えてください

入居の際にしっかりとご説明しているんで、特に問題はないですね。

最近あったお話ですと、家賃の金額が明らかに月収入を上回っている外国人の入居のご相談を受けました。一般的に日本では、預貯金よりも、給与などの毎月のキャッシュフローをもとに審査します。そういった場合は、普通の不動産会社を通すと申し込みが通らない場合が多いのですが、ハウジングサービスなら借りられるケースもあります。ちなみにその方が探しているのは13万以上の高額物件で、こういった方に多いのは、日本で少しだけ働きながら、足りない分は貯金を切り崩して、1年ないし数年間だけ日本に滞在して、日本を満喫する目的で来る方が多いです。

 

年末年始の家賃・公共料金の滞納は、事前に対策を打っておくことが大事です!

ーーー外国人は年末年始に長期で休むイメージですね。何か気をつけることはありますか?

年末年始中は、長期で帰省する人も多いので、家賃や公共料金の滞納対策が必要です。

日本に戻って来たら、たくさんの滞納通知と、電気が知らずに止まっているケースも過去にはありました。そうならないように、自動引き落としにしておくことが大事ですが、外国人ユーザーは、自動引き落としを利用している方がまだまだ少数です。弊社では、対象者の方向けに、長期で家を開ける場合は、事前にこちらに知らせてくださいとお願いし、さらに家賃、公共料金を渡航前に振り込んでくださいとお願いします。万が一、滞納してしまった場合は、連絡して支払えばすぐ復旧します。ガス、電気、水道の順に止まるので、事前にきちんと伝えておきましょう。早い人はクリスマス前から日本を離れるので、それまでにリマインドするのが良いでしょう。

 

関連記事:「外国人賃貸住宅不動産市場レポート 2017年9月版

プロフィール

清水 健 (Shimizu Ken)

株式会社リアルエステートジャパン
外国人アドバイザリー事業部・事業部長

幼少期を米国・カリフォルニアで過ごしたのち日本へ移住。国内の大手保険会社に5年ほど勤務して顧客対応におけるB2Cの基礎とCS(Customer Satisfaction)の重要性を学ぶ。その後、自身の英語力を活かしたいとの想いで株式会社リアルエステートジャパンへ入社。顧客対応の経験と自身のバイリンガル性を活かし、外国人のお部屋探しのみならず外国人不動産市場へ参入する不動産会社をトータルサポート。ハウジングサービスの立ち上げに携わり、今現在はサービスの責任者として活躍をしている。