///外国人について⑥ 就職動向

外国人について⑥ 就職動向

 

Real Estate Japanレポート

日本在住の外国人不動産情報だけでなく、日本に住む外国人統計情報、海外の投資家情報、外国人にお部屋を貸す場合・販売する場合の注意点等、リアル・エステート・ジャパンが独自にまとめた外国人情報をお届けします。

 

第1章 外国人について⑥ 就職動向

この章では日本在住の外国人、観光などで短期滞在する外国人等について主に統計情報、ニュースなどから、トレンドや実情をお伝えします。

日本に来る外国人留学生は年々増加しており、政府は優秀な人材確保の為に、2020年には2010年の約2倍である30万人まで拡大する目標を立てています。

今回は、法務省が出している平成26年度の統計データから外国人留学生による日本での就職就職状況をご紹介します。
 

  • 日本で就職する外国人留学生が急増 約1万3千人

大学・大学院などを卒業後、国内の企業に就職するため在留資格の「留学」から「就労」への変更を許可された外国人留学生は、2014(平成26)年で1万2,958人(前年比11.3%増)と前年より1割以上も増えています。
 

  • アジア諸国の留学生が中心

国籍・地域別許可数の上位5か国は,(1)中国8,347人,(2)韓国1,234人,(3)ベトナム611人,(4)台湾514人,(5)ネパール278人で,アジア諸国が全体の93.9%を占めています。
 

  • 「人文知識・国際業務」「技術」が中心

在留資格別許可数の内訳は,「人文知識・国際業務」が8,758人,「技術」が2,748人で,この2つの在留資格で全体の88.8%を占めています。
 

  • 職務内容は「翻訳・通訳」「販売」「情報処理」が上位、収入も年々上昇

就職先の業種は,非製造業が10,239人(79.0%),製造業が2,719人(21.0%)でした。就職先の職務内容の主なものは,「翻訳・通訳」(3,190人),「販売・営業」(3,122人),「情報処理」(1,038人),「教育」(950人),「技術開発」(615人)でした。
 
業務内容

収入
 

  • 最終学歴は大学卒と大学院で全体の80%を占める

留学生の最終学歴は,大学卒が5,872人,大学院卒が4,483人で,両者で全体の79.9%を占めています。 高学歴の留学生が大部分を占めています。

最終
 

  • 中小企業の採用も拡大中

日本で就職する外国人留学生の就職先企業を資本金別に見ると、「資本金10億円以上」の企業に就職した外国人留学生が18.8%と1位でしたが、次いで「資本金500万~1000万円以下」が18.7%、「資本金500万円以下」が17.1%など、資本金の少ない企業に就職する外国人留学生の割合が増えています。外国人留学生を採用する中小企業も増えているということです。

 
政府は現在、関係省庁の連携による「外国人材活躍推進プログラム」を実施し、国内企業を集めた就職面接会の開催などをはじめとする外国人留学生の就職支援に乗り出しています。高度人材の外国人採用を積極的に進めたい日本政府は、この流れをさらに大きくしていく予定です。

不動産業界にとっては、留学生がそのまま日本に滞在する可能性も高くなり、学生時代は安いアパート住まいでも、就職してから高い賃貸や場合によっては数年後売買の顧客にもなりえます。
 
外国人は、小さなコミュニティなので友人からの口コミの力が強く、また日本人と比べてもリピート率が高い傾向があります。留学生である時からしっかりとした親切な対応をすることにより、その背後にある大きなマーケットをつかむことができます。

 

2017-09-07T10:12:57+00:00 2016年4月5日|カテゴリ: 外国人不動産統計データ, 外国人市場データ|タグ: , , |