外国人投資家情報②

 

Real Estate Japanレポート

日本在住の外国人不動産情報だけでなく、日本に住む外国人統計情報、海外の投資家情報、外国人にお部屋を貸す場合・販売する場合の注意点等、リアル・エステート・ジャパンが独自にまとめた外国人情報をお届けします。

 

第9章 外国人投資家情報②

この章では、外国人投資家に日本の不動産投資を決めるポイント、どんな情報を投資の際に必要としているのか等をお届けします。
 
今回は国土交通省が毎年発表をしている「平成25年度海外投資家アンケート」から、海外投資家が日本の不動産をどのように見ているかをリアル・エステート・ジャパンの考察も含めてお伝えします。

調査対象としては、米国・EMEA(欧州、中東、アフリカ)・アジアに拠点を置く海外投資家(年金基金、機関投資家等)の99名となっています。

 

  • 日本の不動産への投資状況

約63%が日本への投資実績があり、そのうち53%が現在も投資を継続しています。

  • 日本における不動産投資を始めた理由

日本における不動産投資を始めた理由では、「市場規模が大きい」が一番高く80.4%、「流動性が高い」「市場が安定」が続く。「市場の成長率が高い」も33.3%と高く、日本での不動産証券化手法を用いた不動産投資市場の黎明期に、今後の市場の拡大を見込んだと考えられます。

  • 日本の不動産に投資実績がない理由

日本を知らない海外投資家に対する有用な情報発信の必要性が指摘されています。

日本に投資実績がなく、投資を検討したこともない回答者の、投資しない理由は「自国において日本の不動産情報が不足」「予備知識がない」が43%と続いています。。

  • 現在の投資額と3年後の投資額との比較

現在の投資額と3年後の投資額を地域別にみると「増加」の回答割合が最も高いのは日本で16.1%となっています。

3年後の視点に立った場合は、期待も含めて前向きな評価がなされており、特にオリンピックに向けての景気を動向をプラスに見ていると考えられます。

  • アベノミクス等について

アベノミクスと言われる大胆な金融政策や民間投資を喚起する成長戦略等が実施されている事について回答者の半数以上が「プラスの影響を与える」と回答しており、前向きな評価がなされています。

同様にオリンピック開催に関しての影響も半数以上がプラスの影響があると回答しています。

(リアル・エステート・ジャパン考察)

海外投資家の日本の不動産に関しての評価はまだ高く、特に今後3年に関しては高い意向で投資を前向きに考えていることが分かります。またアベノミクスやオリンピックの開催がプラスの影響を与えていると感じている投資家が多いのが現状です。

ただし、自国で日本の不動産情報が入りづらく、それが不動産投資を躊躇する理由となっています。

投資家は、新しい市場では比較的低金額でまず投資し、信頼できる不動産会社パートナーだと確認してから高額投資を行う傾向があります。

今後3年間に投資を拡大したい投資家が多い現状、今すぐに世界中の海外投資家に向けて情報発信をする必要があります。オリンピック開催までのタイミング、海外投資家と関係を構築する時間を考慮すると、数年後に外国人市場へ参入しよう、と躊躇している時間はありません。他の会社が参入する前に今すぐ海外投資家への門戸を広げることにより、中長期的な収益の安定を得られると考えています。

2017-09-07T10:12:57+00:00 2015年9月8日|カテゴリ: 外国人不動産統計データ, 外国人市場データ|タグ: , , |