///銀行から土地登記まで、インドはブロックチェーン大国になるのか

銀行から土地登記まで、インドはブロックチェーン大国になるのか

数年前にリバース・イノベーション、途上国で最初に創出・発展したアイディアを先進国で波及させる、という言葉が流行しました。

直近の事例で言えば、固定電話の回線では無く、携帯電話が普及する。

クレジットカードより先に電子マネー(Apple Payなど)が普及する。

など、インフラ整備の過程で、最先端のテクノロジーを取り入れると、先進国より進んだ経済圏が生み出される事例は多々あります。

今この瞬間まで、効率的だったシステムは、それを更に進化させようとすると足かせになる。ということはままあることですね。

ブロックチェーンは、東欧の小回りが効く小国が積極的に取り入れていますが、大規模な事例というのは現在ではまだありません。

インドは現在GDPランキングでは世界7位(※世界経済のネタ帳)でありながら、インフラの整備が進んでいく過程にあります。

将来的には、EU諸国や日本を抜いて、中国、アメリカと並ぶ経済大国になる事は、現時点からすると最も妥当性が高い予測です。

そのインドが現段階からブロックチェーンを積極的に導入していく動きは非常に興味深いです。

 

銀行

特にインドの銀行は、それぞれが社内でブロックチェーンに関する実証実験を積極的に進めています。

分野としては、決済・個人認証・ポスト・トレード(金融商品の取引成立後の処理業務)で特にインパクトが大きいと見込まれています。

 

土地登記

インドでの土地登記は、所有者の権利を完全に保証出来ません。更に、ペーパーワークで台帳への登記が行われる為、頻繁に更新されないという問題点もあります。

このような問題点を一気に解決する手段として、ブロックチェーンでのデジタル化が有力候補として上がっています。

土地登記に限らず、公的な台帳管理は、ブロックチェーンが決定的な役割を果たす分野であると、インド最大の弁護士事務所もコメントしており、政府も含めて積極的に導入を進めていきそうです。

また、これらの動きは、各州単位でスタートアップと提携して動いているのも特徴です。

多数の実証実験結果が出て来ると、かなり早いスピードで最適解まで到達する可能性もあります。

 

 

著者:リアルエステートジャパン編集部

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2017-12-29T12:26:57+00:00 2017年12月29日|カテゴリ: 海外不動産テクノロジー情報|タグ: , , |