毎年恒例のフォーブスが「世界を変えるU-30」を発表しました。
その中でも不動産に関わる重要人物を2人紹介していきます。
ヴィタリック・ブテリン
本誌でも再三取り上げているブロックチェーンの分野では、ヴィタリック・ブテリン(イーサリアムの共同創設者)が選ばれました。
イーサリアムは、下記でも取り上げたスマートコントラクトのプラットフォームになります。
そして、仮想通貨としてのイーサリアムの時価総額は約6兆円(2017年12月15日時点)。約30兆円に達しているビットコインに続く、世界第2位の仮想通貨となっています。
彼は19歳の時にイーサリアムを立ち上げた文字通り鬼才で、マーク・ザッカーバーグやイーロン・マスクに並ぶビックネームになっていくと考えられます。
ジェシー・ボーン
不動産領域で言えば、Landed社のジェシー・ボーンが選ばれています。
Landed社は、facebook創業者のマーク・ザッカーバーグが財団を通じて投資している、いわゆるソーシャルベンチャーに分類されます。
参考:ザッカーバーグ「家を買えない学校教師」らに500万ドルを寄付
Landedは教育関係者が住宅を購入する場合、頭金を負担してくれる投資家をマッチングする。約30年が経過した後、家を売却した場合、その価格から最大20%を投資家は受け取れる仕組みだ。
地元の不動産関連企業の調査によると、現在の相場で家を購入できる地元住民は全体の15%しかおらず、この数値は5年前から33%の低下になっているという。
アメリカにおいては、教師の給与の低下と、不動産の高騰により安定した教育が提供されにくくなるのが社会問題になっています。
衣食住という生活の基盤になる不動産分野では、今後日本でも社会起業家が活躍する可能性が出てくるかもしれません。
著者:リアルエステートジャパン編集部
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