///外国人アンケート 住まいの満足度と懸念点「賃料が高いほど満足度も高い傾向に」

外国人アンケート 住まいの満足度と懸念点「賃料が高いほど満足度も高い傾向に」

外国人アンケート 住まいの満足度と賃貸時の懸念点

 

日本に住む外国人は、日本の住まいに対し、一体どのように感じているのでしょうか?弊社では過去何度かサイトを利用する外国人にアンケート調査を行っておりますが、今回は現在住んでいる物件の満足度や、初めてお部屋を借りた際の懸念点を例にご紹介します。

以下、2017年に弊社ポータルサイト(realestate.co.jp)を利用する在住外国人ユーザーを対象にした、471名からの回答結果です。調査内容は、「現在の住まいに対する満足・不満足な点、および日本の賃貸・売買においてわかりにくいと思うポイントとは」です。

まず、「現在居住中の住まいの月額賃料とそれに対する満足度」の結果です。

月額賃料 現状満足度
50,000円以下 61%
50,000 – 69,000円 80%
70,000 – 99,000円 94%
100,000 – 149,000円 94%
150,000 – 199,000円 86%
200,000円以上 100%

 

※2017在住外国⼈ユーザーアンケート調査結果  (471名対象) 株式会社リアルエステートジャパン調べ

興味深いデータですが、賃料帯が高い程、居住後の満足度が高いことがわかります。一般的な傾向として、賃料が上がるに従い物件のグレードが上がり、比較的交通の便も良いエリアであることが予想されることから、上記の結果に反映されたと考えられます。また、全体的に多くの入居者は満足が高いことを示しているため、日本の部屋に対して不満を持つ方は少ないように思えます。

 

では、逆に不満に思う事柄はどういった点でしょうか?以下は現在のお部屋で改善したい、不満に思うポイントの上位5位の結果です。

 

不満点 割合
居住スペース・部屋数 16.1%
空調・断熱設備 6.7%
間取り・部屋の形 6.2%
キッチン設備 5.2%
バストイレの古さや大きさ 5.2%

 

住んでみて初めて、部屋が狭いと感じる方が多いという結果が出ました。

特に都市部の場合、ワンルームなどはなど限られたスペースの場合は収納が少なく、実際に所有している家具などを入れてみて部屋が一杯になってしまう、と入居後に初めて気づくことがあります。そのため、日本で独自にデザインされた機能性を複数併せ持つ家具や、収納に工夫をしないと、余裕をもって寛ぐスペースを確保するのが難しくなります。限られた居住スペースに伴い、バストイレが小さい、キッチンの調理場がないなども不満の1つに挙げられていますが、こういった事情に対応するため収納やお部屋探しの際には広さを重視するかなど、日本の住宅事情におけるアドバイスをあげると喜ばれるかもしれません。

 

最後に、「賃貸におけるわかりにくい事柄」から上位5位の結果の抜粋です。

 

わかりにくい事柄 割合
入居時の費用 18.6%
入居審査・保証人 18.4%
更新時の費用 9.5%
退去時清算金 9.0%
入居後に受けられるサービス 8.9%

 

どれも費用や入居時の手続き・サービスといった、契約内容やお金に関連のある事柄が上位となっています。日本の場合は入居時にかかる初期費用は海外よりも高いと言われています。2年毎の更新料、退去時のクリーニング費用など、通常海外では入居者が負担しない費用などに対し、何に使われるコストで一般的にはどうなのか、費用に関しては丁寧な必要が求められると思われます。

 

 


山本 淳一 (Yamamoto Junichi)

株式会社リアルエステートジャパン
シニア・セールス・コンサルタント

ニュージーランドの大学を卒業後、帰国。外国人向けメディア会社・株式会社ジープラスメディア(現在フジサンケイグループ)にてWeb広告営業を担当。バイリンガルの強みを活かし、外国人向けにインバウンドビジネスを展開する日本企業と外国人とをつなげるWebプロモーションで実績をあげる。その後株式会社リアルエステートジャパン(現在フジサンケイグループ)の立ち上げのメンバーとして、現在も不動産会社への営業をはじめ、セミナーやITサポートなどに携わる。

他の部署が多国籍チームで編成される中、日本人が半分以上のチームに所属。会社の中でも、日本企業の目線から外国人ユーザーとの架け橋を担う。

2018-10-02T11:31:15+00:00 2018年10月5日|カテゴリ: お役立ち情報, 外国人市場データ|タグ: , , , , , , |