///外国人が日本で賃貸物件を借りる時に起こる問題とは?契約編

外国人が日本で賃貸物件を借りる時に起こる問題とは?契約編

 
外国人が日本で賃貸物件を契約する際に起こる問題には、どのようなものがあるのでしょうか?

外国人が日本で賃貸物件を借りる時に起こる問題とは?【居住編】に続き、今回は契約時に外国人の方からよく聞く声をまとめてみました。

 

■家賃が高い!

 
外国人が日本で部屋を借りる際に一様に口にするのが、「家賃が高い!」ということです。
土地が狭い日本ならではの問題かもしれません。

参考ニュース記事

日本の生活費は全てが高い!? ? 在日外国人20名に聞いた

 
中でも特に都心や大都市の物件はとても高く、よほど金銭的に余裕のある状況でなければ手が出ないのです。

唯一家賃の高さに文句を言わないのは、土地が狭く日本以上に家賃が高い香港人くらいかもしれません。

因みに筆者はカナダ・バンクーバーでの賃貸契約(新築シェアハウス)がありますが、契約時に唯一掛かった費用の敷金は約¥45,000のみ・月額賃料も約¥45,000で、敷金は退去時、全額返金をしてもらえました。

そう考えますと一般的に敷金や礼金、鍵の交換費用等で1回の引っ越し費用として約30万円程掛かっていしまう日本。初めて日本に住む外国人の方が「高い!」と感じてしまうのも無理はないかもしれません。

 

■敷金・礼金・更新料って何?!

 
外国人が驚く日本ならではの賃貸分権の常識もあります。
それは、敷金・礼金、更新料です。

 
日本では、賃貸物件の契約時に家賃の他に、敷金・礼金なるものを支払わなければなりません。
敷金は退去時の原状回復費用にあてられ全額使わなければ戻ってくるお金で、礼金は大家に契約時に支払うものです。

更新料は、契約期間が過ぎてまた次の契約をする際に、家賃の2か月分を相場に支払う料金のことです。

しかし、外国ではどちらの習慣もありません。
なぜ契約時に家賃の4か月分ものお金を支払わなければならないのか?更新するなら逆に家賃を一か月タダにしても良いではないか!などと考える外国人が大多数なのです。

 

■銀行口座やクレジットカードが作れない!

 
日本語が話せない外国人は、日本での銀行口座やクレジットカードを作るのがとても困難です。

一般的に日本の金融機関やクレジットカード会社では、身分証明や収入の保証が備っているか?や、過去の金銭問題によりブラックリストに載ってはいないか?等の審査が大変厳しいです。

このため日本語があまり理解出来ない外国人が銀行口座やクレジットカードを日本で作るのは難しく、日本人若しくは日本語が流暢な友人の助けが無ければほぼ無理と言われています。

しかし銀行口座やクレジットカードが無ければ、当然家賃の自動引き落とし支払いは不可能であり、口座の引き落としが難しいとなると入居に難色を示す大家も現れます。これにより一層、現状では賃貸物件の確保が難しくなってしまっているのです。

 
上記以外にも

■そもそも、外国人対応の物件が少ない。

■「外国人」というだけで、敬遠する大家さんが居る。

■社会人の場合、日本で定職に就いていないと契約は難しい。

■保証会社の審査が下りない場合がある。

■日本人の保証人が見つからない。

 
このように外国人が日本で賃貸物件を契約する際には、契約時の費用が高いことも含め様々な問題が存在します。

日本で生活をする外国人は年々増加しており、人口減少による日本の人材不足と絡めても今後我々が向き合うべき事柄と言えるはずです。

人口減少によるマンション・アパート・一軒家の空室率の上昇を改善・解消の為に外国人対応物件を打ち出す考えは広まりつつありますが、まだまだ外国人の彼らにとっては決して『借りやすい』とは言いにくい日本の賃貸事情。

多くの職種で人材不足が叫ばれる昨今にて日本の今後の未来を見据えた人材確保を考えると、まずはこういった困難な背景にありながらも日本での勤勉な就労を希望する外国人たちの話を少しずつ聞いていき、相互理解を深めることが大事になると思われます。

 
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2018-01-30T14:05:58+00:00 2018年1月31日|カテゴリ: お役立ち情報|タグ: , , , , , , , |