///外国人留学生が賃貸で保証人を確保しにくい問題について

外国人留学生が賃貸で保証人を確保しにくい問題について

一般的に、賃貸契約においては「連帯保証人」は必ず必要になってくるものです。これは外国人にかぎらず日本人が部屋を借りる場合でも同様ですね。

ただ、特に外国人留学生の場合は連帯保証人を確保することが難しいという点が問題になります。

 

外国人留学生の連帯保証人確保が難しい理由

日本では親や親戚が保証人になることが多いのです。でも、外国人留学生の場合はそう簡単にはいきません。そもそも親が日本にいるケースの方が稀です。加えて、連帯保証人としては、相応の収入と日本語でのコミュニケーション能力が問われることになります。日本人でも親、親戚が高齢になった場合には困ってしまいます。それが外国人留学生の場合だと殆どの場合で、この問題にぶつかってしまうのです。

 

連帯保証人を確保するために

では、外国人留学生が連帯保証人を確保する場合はどうすればいいのでしょうか。

第一に「大学の窓口」が挙げられます。

外国人留学生が多く通う国立大学や有名私立大学の場合、外国人留学生用の専用窓口を設けていることが多いです。窓口では、不動産会社と提携して留学生に賃貸物件を紹介する制度などがあります。不動産会社側としては、地盤がしっかりとしている大学が保証してくれる(機関保証)という点がメリットとなます。社会人と比べて収入面で不安がある外国人留学生へのリスクを軽減して部屋を貸すことができます。

また、留学生向けに保証を行う民間の保証会社も登場しています。

保証料を支払うことで賃貸物件を借りられるということで、大学の一部は上記の機関保証を打ち切るという動きも見られています。不動産会社としては、近隣の大学のそうした動きにも注意を払いたいところです。

ちなみに、外国人に限らず、保証人の代わりに保証会社を使う事例は増えてきています。家賃債務保証の市場規模が6年で3倍になっているという統計もあります。

大きな流れとして見ると、連帯保証人では無く、保証会社を使うのが世の中的な流れになってきています。

参考:帝国バンク『家賃債務保証会社48社の経営実態調査

その他にも、

留学生と連帯保証人に過度な負担(家賃滞納時や弁償費用など)が強いられないように設けられた、総合保障制度も整備されています。

また、外国人向けに企業が代わりに契約をする賃貸保証サービスもあります。

 

このように、外国人留学生が生活の拠点を確保するための環境づくりは整いはじめてきています。不動産関係者は、顧客獲得のためにも外国人留学生を取り込むことを視野に入れて、大学等と提携するなどの工夫も必要になってきています。

 

 

著者:リアルエステートジャパン編集部

日本最大級の外国人不動産サイト「Real Estate Japan」に集まるデータに基づいた外国人入居者や投資家の賃貸、売買動向の調査レポート。不動産インバウンド集客に関する情報など、国内不動産の外国人市場のトレンド情報をいち早くみなさまにお届けしております。 現在、リアルエステートジャパンでは、日本の不動産市場の更なる国際化に貢献するため様々な取り組みを行っております。

2017-11-17T13:56:05+00:00 2017年9月23日|カテゴリ: お役立ち情報|タグ: , , , |