//大家さんが外国の方に家を貸すのを躊躇う理由

大家さんが外国の方に家を貸すのを躊躇う理由

今回は、とあるオーナーさんのお話と、それに対する弊社のコメントを紹介致します。

 

とあるオーナーさんのお話

英語の先生をされている方に賃貸マンションの一室をお貸しした時の話です。

日本がとても好きとのことで、流暢な日本語をお話になるので、正直、安心していたところはあります。しかし、お貸ししてしばらくした頃、階下の方から夜、にぎやかで困っているという苦情がありました

最近の方はご近所トラブルを避ける傾向があり、苦情が出るのは余程のことと思い、苦情の出ている時間帯に様子を見に行くとパーティーをしている音が外まで漏れていました。

 

これはと思いまずは全体に夜の騒音で苦情が出ているので、注意しても欲しい旨の注意喚起のお知らせをしましたが、治まる気配がありません。それで、ご本人にお願いしたところ、日本的な言い方でお詫びがありましたが、改善の気配がありません。

その後、もう一度、お願いしたところ、今度はあからさまに不愉快そうな顔をされ、こんな嫌な想いをするくらいなら貸さなければ良かったと思いました。おそらく向こうも、こんな嫌な想いをするくらいなら借りなかったら良かったと思ったのでしょう。しばらくして退去されました。

 

外国人の方が賃貸を借りる際、大家が貸し渋ることは、まるで大家が差別しているからのように言われることがあります。もちろんそのような大家もいるかもしれませんが、このような経験をした私からすれば心外です。

問題は差別だけではありません。外国人の方にも、前例があるから敬遠されているということをご理解いただけたらと、思わずにはいられません。

 

弊社のコメント

大変恐縮なのですが、「騒音」「ゴミ出し」「臭い」は最早外国人の入居後の3大トラブルと言っていい問題でして。

入居以前にかなり細部に渡る説明と、厳重な注意が必要です。

弊社でも『外国人に賃貸で部屋を貸すとどんなトラブルが想定されますか?』という記事の中で大凡発生するトラブルとその対策を説明しております。

下記に引用しますと、

騒音の部分も、早朝や深夜の時間帯、木造、コンクリートなどの建物の構造によって音の響き方が違いますよね。木造であれば冬は乾燥して、より音が響きやすくなります。出身国によっては木造の家に住んだことが無い方もいらっしゃいます。その方や住居に合わせて、「どれくらいの音量なら大丈夫」「こういった時は特に注意してね」と説明する必要があります。単に「早朝深夜はうるさくしないように気をつけて下さい」では無く、「この時間帯にこの位の音量を出すとダメです」といったことを日本人の生活習慣や日本の住居の特徴と出身国の違いなどの背景と合わせて説明しています。

というのが騒音に対する事前の説明の部分になります。

具体的に、騒音に該当する

  • 音量
  • 時間帯
  • 発生する可能性がある行動

という双方の認識にズレが起こらないレベルで事前に合意しておかないと当然トラブルになってしまいます。そして、今回のように、双方不快な結末になってしまいますね。

結局入居前にどこまでその摺合せが出来ているか、でトラブルが発生するかが決まってきます。