言葉が通じない中での賃貸契約

 
私が賃貸部門に勤務していた時、外国の方が賃貸物件を探しにやってきました。

 
その家族は日系ブラジル人でしたが、夫婦はまったく日本語が話せませんでした。
ですが、子供が既に日本の学校へ通っていて、日本語を習っていたので、子供に通訳してもらいながらの説明でした。

 
最初はお断りする予定だったのですが、職場の上司がこの家族ならば賃貸物件を貸しても良いと言ったことで、賃貸契約をすることになりました。彼らの日常会話はポルトガル語です。

 
そのため、多少の英語が分かる私でも、まったく何を話しているかわかりませんでした。
まだ小学生高学年の子供だけが、ポルトガル語と日本語の両方を話すことができました。
賃貸契約の書類などの説明も、子供でも分かりやすいように話すことが大変でした。

 
言葉が通じない上に、専門用語が出てくる不動産用語を子供に説明するのは、本当に難しいと思いました。さらに、日本語がわからない親と日本で暮らす子供は大変だと思いました。

 
それでも何とか無事に賃貸契約の書類を交わすことができました。
英語が仮にペラペラに話せたとしても、それだけでは外国人と会話をすることは不可能だと思いました。

 
英語は世界共通語のようになっていますが、それでも母国語しか話せない人はたくさんいます。

 
日本人でも英語が話せない人はたくさんいます。日本語しか話せない人が、ずっと日本で暮らすのならば不自由はないと思います。

 
しかし、何らかの事情で海外での生活を余儀なくされたとき、言葉が通じなということは大きな壁になると思いました。

 
私も海外旅行先で、現地の言葉で上手く会話ができない時には、かなりのもどかしさがありました。

 
この体験は改めて、言葉が通じない大変さや、外国人との不動産契約の難しさを知ることになりました。